一見活況な携帯電話市場ですが、国内携帯電話メーカーの動向が変化してきています。
携帯電話の市場は国内の約5,000万台に対して、世界では約11億4,000万台あります。日本の携帯電話メーカーは現在約10社ありますが、これは世界の5%にも満たない小さな市場です。世界の携帯市場が二ケタ成長を続ける一方、国内は今後縮小する見通しとなっています。
今月、三菱電機の携帯部門は撤退を公表しましたが、売上高1,000億円を計上しながらも2008年の3月期は営業赤字の見込みとなっています。NECの携帯部門は国内4位ですが、同様に前期まで三期連続の営業赤字で、大手でも利益獲得に苦労している現状が伺えます。NECなどはかつて海外市場へ展開したこともありましたが、04-06年に相次いで海外市場から撤退した経緯があります。またソニーも国内事業縮小を行うことを予定しており、今後、国内の携帯電話市場は淘汰されると予想されています。ソニーは日本勢で唯一、世界の大手携帯メーカーと互角に戦うことができるため国内縮小という選択肢も可能であるといえますが、国内向けにほぼ集中して展開している他の携帯メーカーは、現状のまま国内で展開するのか、あるいは海外市場にもう一度挑戦するのか難しい選択を迫られそうです。
携帯電話市場への転職をお考えの方は、この市場縮小傾向が企業の採用状況にどのように影響するか、今後の動向に目が離せないでしょう。

