成果主義の導入で賃上げ全額を成果反映へ~三菱重工~
2008年03月24日
近年は、市場競争力を高めるため成果型の導入が盛んですが、転職先の会社を選ぶ際には、その会社の賃金システムが年功型なのか成果型なのかを確認する必要があります。
10日、三菱重工業の労使は、各従業員の業績評価によって賃上げ全額を分配することを合意しました。これまでは年功序列の形で分配してきましたが、成果反映型の形へシフトすることで従業員のモチベーションを誘発することができると判断した結果です。この決断は、今後の業界の労使交渉にも少なからず影響を与えそうです。
これまでの同社の基本給は4割が年功的による生活給部分で、6割が成果反映によるものでしたが、今後は賃金改善額のすべてを成果反映部分に配布するため、今後は基本給の押し上げが平均よりも上回る可能性がある一方で、従業員によっては賃上げが反映されないことも考えられます。
同社の業績自体は好調ですが、円高などの影響を受けて今後の国際競争の熾烈化は避けられないという見通しから、成果主義をうまく利用して生産性を高めることで会社全体の士気が高まると期待されています。

