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成果主義の導入で賃上げ全額を成果反映へ~三菱重工~

2008年03月24日

近年は、市場競争力を高めるため成果型の導入が盛んですが、転職先の会社を選ぶ際には、その会社の賃金システムが年功型なのか成果型なのかを確認する必要があります。
10日、三菱重工業の労使は、各従業員の業績評価によって賃上げ全額を分配することを合意しました。これまでは年功序列の形で分配してきましたが、成果反映型の形へシフトすることで従業員のモチベーションを誘発することができると判断した結果です。この決断は、今後の業界の労使交渉にも少なからず影響を与えそうです。
これまでの同社の基本給は4割が年功的による生活給部分で、6割が成果反映によるものでしたが、今後は賃金改善額のすべてを成果反映部分に配布するため、今後は基本給の押し上げが平均よりも上回る可能性がある一方で、従業員によっては賃上げが反映されないことも考えられます。
同社の業績自体は好調ですが、円高などの影響を受けて今後の国際競争の熾烈化は避けられないという見通しから、成果主義をうまく利用して生産性を高めることで会社全体の士気が高まると期待されています。


「優れた会社」ランキング発表~転職の参考に~

2008年03月14日

転職で会社選びをする際に参考になる指標はいろいろありますが、その指標の1つにPRISM(プリズム)というものがあります。
「PRISM(プリズム)」は、日経リサーチと日本経済新聞社とが共同で開発した多角的企業評価システムのことで、2007年度ランキングでは、コマツが2年連続でトップに立ちました。新興国の中国などでの売上が伸びて、2008年3月期に4期連続で最高収益更新を見込む収益力の増加が評価された結果とのことです。

この企業査定の指標は、専門化が優れた会社とみなす企業群について「柔軟性・社会性」「収益・成長力」「開発・研究」「若さ」の4項目を使った評価モデルを作り、調査データや財務諸表から得た得点を順位付けしたものです。調査対象は上場企業2,251社で、1,033社から有効回答を得ているとのことです。

ランキング結果の中で目立ったのが、任天堂です。同社は、2006年度の59位から5位へと大きく順位を上げました。要因としては、携帯型ゲーム機の「ニンテンドーDS」や家庭用ゲーム機の「Wii(ウィー)」が相次いでヒットしたことが挙げられます。


初の新卒採用者の入行式見送り~新銀行東京~

2008年03月13日

大変な就職活動を乗越えて採用が決まったはずなのに、新東京銀行の新卒採用者にとっては厳しい状況が続いています。同社は、開業以来初めて新卒を採用したのですが、今春の入行式を見送ることを決定しました。大幅なリストラを軸とした再建計画を考えている中で、式典の実施は費用がかかるため不適切だと判断したためです。

先月、同社は1月末時点で450人いる従業員を、2012年3月末までに120人にリストラする計画を発表しましたが、新卒内定者は営業力を強化するために不可欠な人材として、予定通り採用を行う方針でいます。

今春、入社ガ決まっている新卒者は10人弱で現在のところ辞退者は出ていない模様です。入行式は行われませんが、4月1日に行内で歓迎会を開く予定とのことです。


2007年の新規上場47%減の99社~ベンチャー転職者の期待虚しく~

最近ではベンチャー企業への転職市場が活性化していますが、その反面、今年度の国内株式市場における新規株式公開(IPO)が急激に減少しています。2007年度のIPO企業の数は、低い水準となって1998年に金融危機で市場が混乱した以来ですが、その数は、00年度以降のナスダック・ジャパン(現・大証ヘラクレス)や東証マザーズなどの新興株式市場が整理されてからは最も少なくなっています。

2007年度の新規公開企業数は99社にとどまる見通しで、前年度(187社)から47%も下がっています。00年度にはITブームに乗って198社が新規公開しましたが、その半数まで落ち込みます。その背景には、株式相場が低迷して思うように資金を調達しにくくなったのと、さらに相次ぐ企業の不祥事で上場審査が厳格になったことがあります。

なお、08年通年のIPO社数の見通しですが、市場関係者の間では「80社程度の可能性さえある」との見解もでています。このままIPOの滞りが続くけば国内株式市場の活性化に悪い影響をもたらす恐れも考えられるでしょう。